屋外のスポーツ・レジャー時は雷鳴に敏感になろう

お天気っと?

記憶に新しい落雷事故

2016年8月4日(木)午後、埼玉県川越市「県立川越南高校」のグラウンドに落雷があり、野球の練習試合中だった高校1年の男子生徒が意識不明の重体となる痛ましい事故が発生してしまいました。

当時は、埼玉県全域に雷注意報が出ていました。ただ、ニュースでは、「事故の際にはグランドに雨は降っておらず、突然の落雷だった」と現場にいらっしゃった方のコメントを伝えていました。

被災した要因を推測する

なぜ、被災してしまったのか。

色々な要因があったと思います。推測の域を出なかったり当時の皆様の状況には当てはまらないかもしれませんが、これからの備えのために記載したいと思います。

  • 「グランド」という周りに隠れる建物などがない平坦で広い場所だった
  • 「グランドネット」には避雷針があった(と推測されます)ことにより安心感があった
  • 「雨が降っていない」ことから雷雲がまだ近づいていないと思ってしまった
  • 「雷注意報」の発表を知らなかった。もしくは知っていても「注意報」なので、大丈夫だろうと思ってしまった
  • 雷鳴は聞こえるが、せっかくの試合でありもう少し出来るだろうと判断が遅れてしまった

など

被災しないために

雷鳴が聞こえたら、10km~15kmほどの距離と言われています。そして、その距離は落雷の可能性が既にある距離です。雷雲が近づけば近づくほど落雷の可能性が高まります。雷雲の移動速度は、10km/h~50km/hです。50km/hですと、10分間で8.5kmも移動します。雷鳴が聞こえてから10分~20分で真上です。

雷雲は想像以上に移動速度が早いですし、落雷は想像以上に射程距離が長いです!

悠長にしてはいられません。

「雷鳴が聞こえたら、迅速に避難行動をとりましょう!!」

 

避難方法

近くに避難できる建物があれば…

  • なるべく頑丈な建物の中に避難しましょう
  • 念のため壁からは離れて低い姿勢でいましょう

外にいて逃げ込める建物がないなら…

  • くぼ地などの低い場所を探して身を低くしましょう
  • 体を丸め手で耳と頭を守り、地面には爪先立ちでいましょう
  • 木の下は絶対に避けましょう

気象庁の「雷から身を守るには」も参考にして迅速に避難してください。

出典:気象庁ホームページ

(http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder4-3.html)

 

普段から注意を怠らないことと、早めの避難が重要です。

「気象警報・注意報」で最新の情報を確認し、

※この図は見本です。最新の情報を必ず確認して下さい。

出典:気象庁ホームページ

(http://www.jma.go.jp/jp/warn/000_14.html)

 

空が暗くなって来たら「レーダー・ナウキャスト(雷)」で現在の雷雲の状況を把握して、周りの皆さんに状況を伝えたり、避難準備をしましょう。

※この図は見本です。最新の情報を必ず確認して下さい。

出典:気象庁ホームページ

(http://www.jma.go.jp/jp/radnowc/)

 

気象予報士としては、もう少し早く避難していれば被災されなかったかも。というのお話しを聞くと悔しい気持ちになります。少しでもお役に立てるように一層努力します。

 

雷雲が近づいたら早め早めの行動をお願いします。雷雲が去り爽やかな青空が顔を出しましたら、空を見上げてみてください。きっと思いは届くはずです。


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