北東気流とぜんそく

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そもそも北東気流って

春や秋に関東地方から東北地方の太平洋側に吹く北東からの湿った風を指します。影響は静岡県辺りまでで、関西以西や北海道・東北地方の日本海側には影響がほとんどありません。特定の地域で発生する気象現象ですが、対象地域ではその影響が大きく日照不足や気温低下によって農作物や人々の生活に影響が出ます。

なぜ日照不足や気温低下になるかというと、風をもたらす高気圧の位置に深く関係しています。北東気流の源はオホーツク海付近の高気圧から吹き出されるもので、北東方向からの風が吹いてきます。オホーツク海付近は気温が低いため、北東気流は気温が低い風なのです。オホーツク海から東日本の太平洋側に吹き付けますが、太平洋上は海水温の高い黒潮が流れているため、海水温より気流の方が相対的に気温が低くなります。そのため海水面から湿気の供給を受け霧や層雲が発生するのです。そのために吹き付ける関東地方や東北地方の太平洋側の日照が妨げられ、冷涼な風と相まって気温が低下するのです。

出典:気象庁ホームページ(一部加工しました)

ぜんそくとは

ぜんそくの人の気道は、症状がないときでも常に炎症を起こしていて健康な人に比べて気道が狭くなって空気が通りにくくなっています。炎症がおこっている気道はとても敏感になっていて正常な気道ならなんともないホコリやタバコ、ストレスなどのわずかな刺激でも狭くなり、発作が起きてしまいます。

出典:チェンジ!喘息

ぜんそくの発作は色々な発症因子がありますが、気温の変化によっても引き起こされます。前日に比べ3-5℃以上平均気温が低下した日や、数時間以内に3℃以上気温が下がった場合にぜんそくの発作が起こりやすいと言われています。

北東気流がもたらす気温低下

春から夏の終わりにかけて顕著になる「北東気流」は、ぜんそくの発症要因の一つである急激な気温低下をもたらします。北東気流は、前日にまで張り出していた高気圧が勢力を弱めた場合や日本の南海上を通過する低気圧や前線がある場合にオホーツク海高気圧から吹く冷たい北東の風で一気に気温を下げます。前日に晴れていた場合などは「放射冷却」と北東気流によって明け方急激に気温を下げる場合があります。

  • 前日と比較して平均気温を下げる
  • 数時間のうちに急激な気温低下をまねく

出典:気象庁ホームページ(一部加工しました)

和らげる対策

気温を低下させる「北東気流」を事前に確認し、予防する薬や部屋の環境を整えておくことが、ぜんそくの発作を和らげるために有効ではないでしょうか。北東気流の兆しとして下記があります。

(北東気流は関東地方や東北地方の太平洋側に影響を及ぼす気象現象です。対象地域が限られますので説明に沿わない地域もあります)

  • 夕方曇りがちな天気で北寄りの風が吹き肌寒いと感じた
  • 天気予報で「暑かった今日に比べて明日は雨や曇りで気温が上がらない」と予報した
  • 天気予報で「北東気流の影響がある」と予報した

出典:気象庁ホームページ(一部加工しました)

「天気図を確認する際には、北海道の北東、オホーツク海に高気圧があるか、関東地方や東北地方の太平洋側の風向が北東風かどうか、曇りの天気であまり気温が上がらない予報かを確認するようにして下さい」

 

「ぜんそく天気予報」は気象予報に基づいた喘息指数を提供しているサイトです。お出かけや就寝前に利用するのも有効でしょう。

出典:チェンジ!喘息

 

発作が起きてしまうととても苦しいぜんそく。予防の一端でも担うことができれば嬉しいです。ぜんそくが治まり晴れやかな気分になれましたら是非、空を見上げてみてください。きっと思いは届くはずです。


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