花粉とお天気の関係(首都圏編)

お天気っと健康

首都圏の花粉データ

3月1日~3月24日までの首都圏の花粉の状況を確認しました。

環境省花粉観測システム(通称:はなこさん)からデータを提供頂き、そのデータを解析することで傾向を見出したいと思います。

※首都圏で都心に近い花粉観測点が東京都内に無いため、都心に最も近い「川崎生命科学・環境研究センター(川崎市川崎区:羽田空港の対岸、多摩川河口)」のデータを用いています。

出典:川崎生命科学・環境研究センターホームページ

傾向分析

 

そこから得られた情報をまとめますと、

  • 雨が降ったか降らないかよりも日中の天気が晴れていて、風向が北西であれば花粉は首都圏に流れ込み易い
  • 北東風でも風が強いと千葉県~茨城県の森から流れ込む時がある
  • 日中、関東地方北部で花粉の飛散量が多かった日は、北寄りの風に変わると夜遅くや夜半でも、北部に漂っていた花粉が首都圏に流れ込んでくる時がある

という傾向が見られました。

 

今後もウォッチしていきたいと思います。

 


傾向の詳細

花粉の飛散量は、1立法メートル(以下、/m3と表記します)当たり何個飛んでいるかを測っています。花粉の飛散量と人体への影響の関係は、一人ひとりの方で受ける影響が異なるため明確な定義は有りませんが、

200個/m3以上 … 多い!

500個/m3以上 … とても多い!!

1000個/m3以上 … 超多い!!!

と定義します。

3月1日~3月24日の期間で「超多い!!!」は観測されませんでした。ただ、下記の通り「とても多い!!」は3日、「多い!」は下記の12日観測されています。

「とても多い!!」

3月11日(日) 23:00~24:00

3月14日(水) 4:00~5:00

3月15日(木) 9:00

「多い!」

3月1日(木) 13:00~14:00,24:00

3月2日(金) 4:00~12:00,17:00~18:00

3月3日(土) 23:00~1:00

3月4日(日) 4:00~8:00

3月6日(火) 16:00~18:00

3月10日(土) 18:00

3月11日(日) 22:00,1:00

3月12日(月) 11:00~13:00

3月14日(水) 2:00~3:00,6:00,23:00~3:00

3月15日(木) 7:00~8:00

3月22日(木) 22:00~23:00

3月23日(金) 17:00


(★:「とても多い!!」の傾向)

3月1日(木)は未明から明け方まで雨が降っていました。その後晴れて午後急に気温が上がり20℃を越える陽気になりました。日中、西寄りの風が6-7m/s吹きましたので、西方の森から一気に飛散したと考えられます。

24:00は西よりの風が北北東の風に変わったタイミングで1時間だけ「多く!」なりました。新たに飛散したというより北部に漂っていた花粉が風向きが変わったせいで流れ込んできたと考えて良いでしょう。3月2日(金)は3-4m/sの北東風でした。やはり、これまで漂っていた花粉が流れ込んできたと推測されます。

3月3日(土)は、日中13℃代と3月上旬本来の気温でした。首都圏は日中よく晴れました。そのため花粉の飛散が多くなったと考えられます。ただ、日中は南東風だったため北西の森からの花粉は首都圏にやってこない状況でした。ところが夜になって風向きが西~北西に変わったため、翌3月4日(日)明け方にかけて漂っていた花粉が流れ込んできたと推測されます。

3月6日(火)も明け方雨で日中晴れのパターンでした。ただ、晴れましたが気温が10℃程度までしか上がりませんでした。日中の風向は北東風。夕方、風速は7-8m/sあり、洗濯物が勢いよくはためくような状況の場合は、千葉県~茨城県の森から流れ込んできた可能性があります。

3月10日(土)18:00の1時間だけなのでなんとも言えません。日中は晴れていて、北寄りの風でしたが花粉の流入はなし。南東風に変わってから1時間だけ流入しています。今後の情報で検討することにします。

★3月11日(日)は午前中は曇り、昼頃から晴れてきました。日中の最高気温は13℃代と平年の気温で、風は4-5m/sと少し吹いていました。北北西の風でしたので、午後晴れてから飛散した花粉が流れ込んできたと言えるでしょう。条件が揃い「とても多い!!」日となりました。

3月12日(月)は風速2-3m/sで北北東の風向でした。千葉県~茨城県からの流れ込みと推測されます。

★3月14日(水)は、前日が17℃まで気温が上がり快その影響でしょう。前日13日(火)は南西風でしたので花粉の流れ込みはなかったのですが、夜半に西寄りの風に変わり、大量のに流入したと考えられます。翌14日(水)は、快晴の天気に加え、気温が21℃に達し、飛散量が増加したと推測されます。やはり日中は風向が南寄りでしたので、流れ込みは少なかったのですが、15日(木)に日付けが変わる頃から西寄りの風に代わり、大量に流れ込んで来ました。

3月22日(木)は午前中雨が降り、午後から晴れて来たため花粉の飛散が始まったと推測されます。それまでは東寄りの風でしたが、北寄りの風に変わったことで流れ込みました。

3月23日(金)は17:00の1時間だけの流入でした。日中ずっと風向が南東で、3-5m/sでした。千葉房総半島からの花粉と推定されますが、もう少し情報の蓄積が必要でしょう。


 

情報分析で「花粉症に対する事前策」が打てると良いです。少しでも有効な情報となり、花粉症が和らぎましたら是非、空を見上げてみてください。きっと思いは届くはずです。


コメント

タイトルとURLをコピーしました