「西日本豪雨」という甚大な災害になってしまいました

お天気っと?

今回の「西日本豪雨」でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。また、被災された方には心からお見舞い申し上げます。

これまでの状況

被災の状況

活発な梅雨前線の影響で、7月5日(木)から西日本に降り続きました。気象庁は7月6日(金)の午後~7月7日(土)未明にかけて、福岡県、佐賀県、長崎県、岡山県、広島県、鳥取県、兵庫県、京都府、岐阜県の9府県に「大雨特別警報」を発表しました。更に、7月8日(日)早朝には愛媛県、高知県にも発表されました。

「大雨特別警報」は、警報の発表基準をはるかに超える大雨が予想され、重大な災害の起こるおそれが著しく高まっている場合に発表し最大級の警戒を呼びかけるものですが、結果的には「平成最悪の災害」となってしまいました。

福岡県、佐賀県、岡山県、広島県、鳥取県、兵庫県、京都府の7府県は7月7日(土)の夜までに「大雨特別警報」は解除されましたが、それまでに降り続いた記録的なで各地で土砂崩れや河川の氾濫が相次ぎました。

(2018年7月6日21:00の天気図)

出典:気象庁ホームページ「天気図」

 

岡山県では河川の氾濫が相次ぎました。高橋川や支流の小田川の複数箇所で堤防が決壊し、倉敷市真備町を中心に大規模な浸水が発生しました。2階まで水没した家屋や影響で倒壊した家屋が数多く発生し、一時、千人以上が取り残される状況となりました。7月8日(日)18:00現在、約4500棟が冠水し、8人の遺体が見つかるなど甚大な被害が起きてしまいました。

総社市ではアルミ工場が爆発しました。河川の氾濫で工場が浸水し、原料と反応して爆発した可能性があるとのこと。民家に燃え移ったり爆風で周辺民家の窓ガラスが割れたりして、十数人がけがをしました。

広島県ではいたるところで土砂崩れが発生しました。坂町や広島市安芸区では大規模な土砂崩れで多くの方が巻き込まれる惨事となりました。現在も救出活動が続けられています。広島県では7月8日(日)18:00現在、34人が亡くなっています。

(2018年7月7日21:00の天気図)

出典:気象庁ホームページ「天気図」

 

道路や鉄道が寸断され「陸の孤島」と化す地域も続出しています。一刻も早い救出と迅速な復旧活動が望まれます。

大雨の状況

気象庁アメダスデータで大雨の状況を確認して見ます。7月5日(木)~7日(土)の72時間雨量をまとめました。

広島県東広島市では、7月6日(金)~7日(土)の午前中にかけて急に大雨になり、一気に降水量がふえました。72時間雨量は386.5mmとなり、東広島市の7月平均雨量236.8mmの1.6倍にもなります。これだけの雨が一気に降ると、斜面が多い広島県内ではいたるところで土砂崩れが発生してしまいます。これまで災害が無かった場所でも危険です。「大雨特別警報」が発表されたら直ちに避難して下さい。

 

広島県竹原市では、7月5日(木)~6日(金)午前中にかけて、時間雨量15mm/h前後の雨が満遍なく降り続き、7月6日(金)午後~7日(土)午前中には時間雨量20mm/h以上と降り方が強まり、72時間雨量は433mmにも達しました。これは竹原市の7月平均雨量185.5mmの2.3倍にも当ります。異常に多い降水量に川の堤防や急傾斜地は耐えれない状況になったと想定されます。「これまでは大丈夫だった」と過去に被災していない事で安心ぜず、気象情報を常に確認して迅速な行動をお願いします。

 

岡山県高梁市は、7月5日(木)の夕方と6日(金)夜~7日午前中の2回大雨のピークがありました。いずれも時間雨量20mmを超える雨が降り、特に6日(金)~7日午前中にかけてのピークは一気に200mmも降りました。急激な大雨は河川の治水能力を超えてしまいます。今回、高梁川の支流小田川で堤防の決壊が発生し、倉敷市真備町に甚大な被害をもたらしました。短時間に水かさが増し、逃げ遅れた方が多数いらっしゃったとのこと。早めに避難させることが出来なかったことが悔やまれます。街全体で防災意識を高めたり、被災前にご近所同士で情報を連携したりできるような取り組みが必要だと今回改めて感じました。

今後の見通し

西日本に発表されていた「大雨特別警報」は7月8日(日)の午後2時50分までに全て解除されました。7月8日21:00の天気図を見ても分かる通り、梅雨前線は北に押し上げられて被災地の天気は回復に向かっています。本格的な復旧活動が進められると思いますが、これからは「熱中症対策」が重要になります。7月9日(月)からは晴天が続くことが予想され、気温が30℃を超える真夏日になる日も出てきます。迅速な復旧活動はとても重要ですが、作業中の「熱中症対策」に十分注意して下さい。更に、浸水被害のあった地域の多くは水が引いてきていますが、道路や家屋に残った汚泥は衛生的に良くありません。感染症などの危険が伴いますので、砂ぼこりを吸い込まないようにマスクなどで防ぐようにお願いします。小さなお子さんは大人より地面に近く免疫機能も弱いですから、特に注意してください。「熱中症」や「感染症」は今回の豪雨による災害に対して「二次災害」とも言えます。どうか「二次災害」に合わないよう細心の注意を払うようにお願いします。

(2018年7月8日21:00の天気図)

出典:気象庁ホームページ「天気図」(一部加工しています)

 

 

被災された方の復旧がスムーズに進みますようお祈り申し上げます。

二次災害なく、生活が少しでも改善されましたら是非、空を見上げてみて下さい。きっと思いは届くはずです。


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