【お天気の不思議:飛行機雲はなぜできるの?】青空に一筋の綺麗な落書きができる理由と気になるその後

お天気っと?

飛行機雲って素敵ですね。

「今日は天気が良くて空が青いなー」と見上げてみると一本の白い筋状の雲が残っていたりしますよね。見つけるとなぜか嬉しくなります。

飛行機が白い筋を描きながら飛んでいるところを見たこともあるでしょう。青空に白線が引かれていくのはとても綺麗です。青いキャンパスに白い絵の具で描いているようで素敵な景色ですものね。

しょうたろうです。

今日、すっきりした青空に一筋の飛行機雲を見つけました。まさに、西に飛ぶ飛行機が青いキャンバスに落書きをしている時でした。

(朝日に輝く飛行機雲)

飛行機雲はなぜ出来る?

自然のいたずら、あの綺麗な落書き「飛行機雲」はなぜ出来るのでしょう。

調べてみると、理由は主に2つありました。

≫水蒸気が作る「雲」

飛行機が飛んでいる時、エンジンから排気ガスを噴出しています。

排気ガスには水蒸気が含まれていて、噴出されたとき周りの冷たい空気に触れて凍りつき「雲」になるのです。あまりにも周りが冷たいので「飽和水蒸気量」に達して「水」→「氷」と瞬間的に変化してしまいます。

原理は冬の寒い日に吐く息が白くなるのと同じです(違いは、飛行機雲は周りの空気がとても冷たいので「氷の雲」ですが、吐く息は水滴になる「水の雲」になります)。

(旅客機)

≫気圧差が作る「雲」

飛行機が飛ぶ原理は、高速で飛行するときに翼の下と上の空気の流れるスピードの違いで発生する上向きの力「揚力」によるものです(翼は上部が山のように盛り上がっているので流れが早くなります)。

この流れによって翼の後ろに「渦」ができます。渦の中心は圧力が下がりますので気温も下がり「飽和水蒸気量」に達したところで「水蒸気」→「水」→「氷」と変化して「雲」になるのです。

ただし、この気圧差で雲ができるには戦闘機が旋回する時など気圧の下がり方が大きくないと発生しない現象です。普段ではあまりみることは出来ないでしょう。

(戦闘機の飛行機雲)

私たちが目にしている「飛行機雲」は旅客機のエンジンから出る水蒸気が原因のものがほとんどということになりますね。

飛行機雲が消えない理由

飛行機はとても高いところ、約10,000m上空を飛んでいます。上空はマイナス30℃~40℃になりますので、水蒸気はすぐに凍りついてしまいます。

≫消えるか消えないか

飛行機雲が出来てもすぐに消えてしまうのか白い筋が長く残るかは、実は上空の湿度によります。乾いた空気の場合、氷の分子が分散され「雲」はすぐに消えてしまいますが、湿度が高く100%近く湿っていると分散されて消えずに「雲」として長く残るのです。

(青空に一本の線)

飛行機雲ができる時

飛行機雲ができて長く残っている時は、飛行機が飛ぶ高い空がとても湿っているということですね。飛行機雲が見える青空なのに上空が湿っているということは、これから天気が崩れる予兆かもしれません。

飛行機雲のその後

飛行機雲を見つけた後、「巻雲」や「絹層雲」が広がってくるようでしたら低気圧や前線が近づいてくる「下り坂」のサイン。天気が崩れるかもしれませんので、その後の空模様に注意してみてください。

巻雲 …上層雲の一つ。はけでペンキを伸ばしたような筋状の雲

 

巻層雲 …上層雲の一つ。薄くベールのように広がる薄い雲

このような雲がだんだんと広がってくるようでしたら「雨」が近いかも知れませんね。飛行機雲を見つけたら、その後の空模様を気を配りましょう。

まとめ

飛行機雲ができる理由が分かりましたか?

  • できる理由は2つあり、水蒸気が作るものと気圧差が作るものがある
  • 排気ガスに含まれる水蒸気が凍ることによって飛行機雲ができる
  • 翼が作る渦によって気圧が下がり飽和水蒸気量に達したところで飛行機雲ができる
  • 通常見られるのは旅客機の排気ガスによる飛行機雲

飛行機雲を見つけたら

  • 低気圧や前線が近づいてくる「下り坂」のサイン
  • 飛行機雲の後「巻雲」や「絹層雲」が広がったら雨の予兆

(夕暮れに映える飛行機雲)

 

青い空に一本の白い絵の具は見つかりましたか?見つけた時は晴れやかな気持ちになりますね。でも、その後の空模様には要注意です。

空を見上げてみてください。明日も晴れるでしょう(?) きっと。


コメント

タイトルとURLをコピーしました