【寒い脱衣所は要注意】冷え込む日は屋外はもちろん屋内の「ヒートショック」にも注意

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北日本が本格的な冬に突入し日本海側を中心に大雪となっています。北海道では発達した低気圧の影響で風も強く暴風雪となっているところもあります。今季最初の「冬将軍」が先週から居座り続けていることがその原因です。

※出典:気象庁ホームページ(一部加工しました)

最高気温、最低気温も真冬に向かってどんどん下がっていきます。主要6都市の平均気温変化を見てみましょう。気温変化を捉えるため冬季が中心に来るように7月から並べています。

■札幌

札幌では12月は最高気温が2.1℃、最低気温が氷点下4.1℃と厳しい冷え込みとなります。時には最高気温が氷点下の「真冬日」になる日も出てくるでしょう。

■仙台

仙台では12月は最高気温が8.4℃、最低気温が0.9℃と11月から4~5℃も低くなり一気に冬に突入です。最低気温が氷点下となる日も出てくるでしょう。

■東京

東京では12月は最高気温が11.9℃、最低気温が3.5℃と日中でもコートが必要となる気温になります。暖かい日と寒い日が現れながら冷え込んで来るでしょう。

■名古屋

名古屋では12月は最高気温が11.6℃、最低気温が3.1℃と東京よりも低い気温になります。これは西高東低「冬型」の気圧配置になると北寄りの風が琵琶湖から関ヶ原を抜けて吹き込み易くなるからです。

■大阪

大阪では12月は最高気温が12.3℃、最低気温が5.1℃と冷え込んできます。寒暖差が大きくなる時期でもありますので注意が必要でしょう。

■福岡

福岡では12月は最高気温が12.6℃、最低気温5.6℃ですが、日本海側に位置するため「冬型」の気圧配置では寒い北西風で気温が下がり易くなります。

しょうたろうです。

冷え込む季節になってきましたね。

この時期からは家の中と外の寒暖差ばかりでなく

暖かい部屋と寒い部屋の「屋内での寒暖差」にも

注意が必要になります。

屋内の気温傾向

≫屋内の温度

冬の季節、暖房を入れている部屋の平均気温は20℃前後に保たれています。暖かくしている家では25℃前後の室温もあるでしょう。一方、廊下や洗面所などは暖房を入れていなければ低い外気温の影響で冷やされ、日によっては氷点下近くまで下がることもあります。

最近は断熱効果が良い家が多くなり室温が下がりにくくなりましが、それでも10℃前後となる時がありますよね。

≫屋内での寒暖差

入浴する際、暖房を入れたリビングから寒い脱衣所に移動すると10℃以上室温が低下する「屋内の寒暖差」にさらされることになります。更に脱衣所で服を脱げば体温は急激に逃げます。そして、寒い脱衣所から温かい湯船に浸かるとカラダは30℃以上上昇する「屋内の寒暖差」に直面します。

普段何気なく過ごしている室内の移動も冬季になるとカラダにとってとても危険な「負荷」になります。「屋内の寒暖差」に特に気をつけないといけない場所は、脱衣所はもちろん、トイレや浴室、客間などです。リビングや台所と異なり、日常的に使っていない場所は温度が低くなっている可能性が高いのです。

ヒートショック

ヒートショックとは

「屋内の寒暖差」で注意が必要なのは「ヒートショック」です。

暖かいリビングから冷えた脱衣所に移動し、それから温かい湯船につかると、カラダに対して急激な温度変化が短時間のうちに起ります。その結果、血管の収縮によって血圧の急激な上昇や下降が引き起こされます。そのような状況はカラダに大きな負担になります。その結果、まめいや動悸を起こしたり気分が悪くなったりします。

重症化も

小さなお子さんや高齢者、体調がすぐれない時など「ヒートショック」で重症化する可能性もあります。急激に血圧が上昇した場合は脳出血や心筋梗塞などを引き起こす場合があります。逆に、急激な血圧低下は脳貧血を引き起こす場合があります。

「ヒートショック」は軽い症状から重症化まで様々な状況が想定されますので注意が必要です。

ヒートショック予防には

「屋内の気温差」による「ヒートショック」を防ぐには、屋内の寒暖差をなくすことが大事になります。カラダへの負担を少しでも軽くすることが必要でしょう。また、体調を考えた生活習慣も「ヒートショック」予防に繋がります。

■脱衣所や浴室、トイレの暖房器具設置

…寒い脱衣所や浴室、トイレを事前に暖房して「屋内の寒暖差」をなるべく小さくしておくことが大事です。

■浴室の温度調節

…浴室は入浴前にシャワーを出しておいて温めておく方法があります。湿気も加わりカラダへの負担が軽くなります。

■室温の再調整

…リビングなど普段過ごすエリアの室温をあまり高めに設定しないで「屋内の寒暖差」を少しでも小さくしておくことも有効な方法です。

■入浴時の負担軽減

湯船に入る前にカラダを温かいシャワーや掛け湯で温めてからゆっくりお湯に浸かるようにするとが温度変化にカラダが慣れていきます。血圧上昇などの負担軽減になります。

■夕食前や日没前の入浴

温があまり低くならない時間帯に入浴することも有効です。湯船の温度は少しぬるめに設定して徐々に身体が温度に慣れるようにしていくと良いでしょう。

■食事直後や飲酒時は入浴しない

食事直後や飲酒時は血圧が下がり易くなります。急な温度変化で身体への負担が大きくなりますので控えた方が良いでしょう。

これからの気温傾向

「ヒートショック」発症は気温、それも「最低気温」と密接に関連しています。今後の気温傾向を把握することは、ヒートショック予防に有効な手段の一つとなるでしょう。

≫寒気の動き

居座り続けた「冬将軍」ですが、この週末は徐々に北上する傾向になります。

※出典:気象庁ホームページ(一部加工しました)

上空1,500mの気温分布予測を確認すると、地上で雪となる目安の-6℃は<12月6日(金)9:00>には関東北部~東海北部~近畿北部~中国地方を覆うところまで南下しています。

※出典:気象庁ホームページ(一部加工しました)

ところが<12月7日(土)9:00>には福島県南部~新潟県付近まで北上する見込みです。

※出典:気象庁ホームページ(一部加工しました)

<12月8日(日)9:00>には更に北上し、宮城県南部~新潟県付近まで達する見込みです。

上空の寒気は12月6日(金)がピークですが、動きが遅いため地上気温に変化が現れるのは数日先になります。屋外の気温低下に気をつけることはもちろん、屋内の気温低下による「ヒートショック」に十分注意するようにお願いします。

≫一週間の気温傾向

主要都市における12月6日(金)~12日(木)の最低気温予測値をグラフにしてみました。

最低気温を見ると12月6日(金)から来週10日(火)にかけて低い状況が続く見込みです。

■札幌

12月8日(日)、9日(月)が氷点下8℃と冬季の最低気温(氷点下7℃)よりも低く厳しい冷え込みとなります。11日(水)は2℃まで上がりますが、直ぐに12日(木)は氷点下になります。

■仙台

12月10日(火)まで1℃前後の冷え込みが続きます。ただその後は、11日(水)が4℃、12日(木)が6℃と上昇傾向になります。

■東京

5℃以下が続き、特に12月7日(土)、10日(火)は3℃と寒くなります。後半は11日(水)が7℃、12日(木)が9℃と冷え込みは少し和らぎますが1桁のままです。

■名古屋

12月10日(火)まで5℃以下と寒さが続きます。ただ、11日(水)になると9℃、12日(木)が8℃と上がります。

■大阪

12月10日(火)までは5,6℃で推移しますが、11日(水)は11℃と2桁まで上昇します。

■福岡

12月10日(火)までは7℃前後と肌寒いですが、11日(水)が11℃、12日(木)が9℃と和らぎます。

週間予報の気温傾向を確認して、冷え込む日がいつなのかを確認して「ヒートショック 」への意識を高めて準備をしておくのも有効です。

まとめ

12月に入って寒くなるこの時期からは

  • 屋内でも気温の高い部屋と低い部屋がある
  • 寒暖差が10℃前後となっているところもある
  • 寒暖差が大きい時には「ヒートショック」に注意
  • 寒い脱衣所から熱い湯船も危険

「ヒートショック 」対策として

  • 寒い部屋の温度調節
  • 温かい部屋と寒い部屋の寒暖差を小さく
  • 寒暖差にカラダを徐々に慣らす
  • 気温が下がらないうちに入浴などを済ます
  • カラダが負担を受けやすいときは寒暖差を避ける

事前の備えとして

  • 週間予報の気温傾向を確認して「寒い日」をチェック
  • 日頃から「ヒートショック」への意識を高めて準備しておく

これからの寒い冬の時期は「屋内の寒暖差」による「ヒートショック」の発症を防ぐように心がけましょう。小さなお子さんや高齢者のいらっしゃる方は特に注意が必要です。こまめに声を掛けて見守ってあげて下さいね。

「ヒートショック」に対して予防を心がけることがができましたら是非、空を見上げてみてください。明日もお天気でしょう。きっと。

 

※参考文献:ウィキペディア「ヒートショック現象」


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